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作品名 | 実録 保育士でこ先生 |
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作者 | でこぽん吾郎 |
ジャンル | コミックエッセイ(コメディ) |
巻数 | 全6巻(完結済)+続編既刊2巻(連載中) |
元保育士の作者が愛をこめて描く笑いあり、涙ありの実録ベースのコミックエッセイです。— 引用元:公式あらすじより抜粋
当ブログによる評価:お気に入り度★4.5、おすすめ度★4.5
お気に入り度筆者の好みや思い入れに基づいた主観評価
おすすめ度誰にでも勧められるかを基準にした客観評価
幼少期を過ごす保育園が舞台なので、「自分も昔こんなことして遊んだな〜」と懐かしく感じるのではないでしょうか。
保育士漫画に興味がある方、子どもが好きな方を対象にするならば、おすすめ度は最高の★5をつけられます!

年代別おすすめ度
年代 | 評価 | 備考 |
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小学生低学年 | ○ | 保育園っ子は記憶に新しい |
小学生高学年 | ◎ | 小さい子どもを可愛がれる年頃 |
中学生 | ◎ | 保育士や教諭を目指す可能性も |
高校生以上 | ○ | 親の立場だとまた違う面白さに |
- 保育士の日常における、あるあるネタや苦労話でクスッと笑って癒されたい
- 無邪気でかわいい子どもたちの、奇想天外な行動に振り回されたい
- 実体験に基づくコミックエッセイで、保育園の生活について知りたい
文字さえ読める年齢なら万人向けと言っていい、クセのない作品です。
ただしルビは振られていないため、漢字についてはサポートが必要になります。
また、ほんの少し大人向けのギャグ(BLの話題や両親の行為)が出てきます。
子どもが読んでいたら、意味のわからないネタについて質問される覚悟を決めておきましょう!
『実録 保育士でこ先生』感想レビュー(ネタバレ度:低)
1〜3巻の中でイチオシのエピソードを、ピックアップして紹介します!
本作は途中まで、筆者であるでこぽん吾郎さんのPixivや、レタスクラブのWeb版で読むこともできます。
しかし10個や20個のオチを知っていたとしても、本の価値を損なわないほどボリュームがあります。
私は購入前に何十ページもネットで読んでいましたが、書籍版を買ってよかったな〜と満足しています!

面白かったエピソードベスト3
- 借りパクって何?〜もはや先生にもわからない〜(1巻)
- でこ先生が、止まらない咳のため受診した時の失言(1巻)
- 荷が重い任務を課せられたピーマン(3巻)他多数
保育士でこ先生は、ほとんどのページがギャグテイストで占められています。
比率はだいたい笑い6:癒し3:感動1くらいでしょうか。
好きな話はもっと多いのですが、「面白かったエピソードベスト50」になりかねないので加減しておきました。

ほんわか和むエピソードベスト3
- だいちゃんが、精神的な壁を乗り越えて描いたクジラの絵(3巻)
- ずばり当てます!でこ先生の将来の夢(2巻)
- 休憩室で見た秘密の箱、なんて書いてあったかな?(2巻)
体はもちろん、脳も心もまだまだ成長中の子どもたち。
日々を全力で生きているみんなの、成長やがんばりに頬がゆるみます。
感動するエピソードベスト3
- 悲しみに暮れるお母さんから、でこ先生へのお願いごと(1巻)
- 我が子へ厳しく接してしまうお母さんの覚醒(1巻)
- お友達を叩くなど不安定だった男子が、卒園の前に涙した理由(2巻)
1位はでこ先生の誠実な優しさが顕著に伝わる、代表的なシーンです。
子どもにも保護者にも真摯に向き合っているから、信頼して本音を打ち明けてくれるんですね。
まとめ:疲れが吹き飛ぶ、保育士コミックエッセイの名作
現時点でのベスト3をそれぞれ挙げてみましたが、正直なところ読むたびに「あれもいいな、これもいいな」と目移りして絞り切れません。
数え切れないほどの楽しいエピソードが、ハズレなしの完成度でぎゅっと詰め込まれた本作。
しかも全編気合いの入ったフルカラーで、ギャグ顔まで上手なのだから、非の打ち所がありません。
— 引用元:『実録 保育士でこ先生』1巻より
こちらは、ある保護者が作中で発したセリフです。
その言葉どおり、でこ先生は漫画を通して、たくさんの人を幸せにしてくれました。
